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CASE
2024.03.31
夏の厳しい暑さや冬の凍える寒さは健康面に影響を及ぼす場合が多いですが、そんなトラブルから遠ざけてくれる家電製品がエアコンだと思います。
しかし、エアコンはシーズンが過ぎてしまえば、しばらくは使用しませんので、使い始める直前になって故障に気づくことがよくあります。
そして、そんなエアコンのトラブルで上位に入るのが水漏れです。
ということで今回は、エアコンやクーラーの水漏れする原因や対策方法などを中心に解説していきます。
エアコンやクーラーの水漏れは、ドレンホースの不具合が原因の場合が多いです。
ドレンホースとは室外機の近くにある蛇腹状のホースで、室内機とつながっています。
主な役割は、エアコンの運転中に発生する水滴を屋外に出すことです。
冷房運転をすると、エアコンは室内の暑い空気を吸い込み、熱交換器と冷媒ガスによって冷たい空気(冷風)として戻す動きをします。
この暑い空気を冷たい空気にする過程で発生する「結露水」が水漏れの原因です。
熱交換器内で発生する結露水は、エアコン内部の「ドレンパン」という水を溜める受け皿の役割がある箇所に溜まり、その後ドレンホースを伝って排出されます。
つまりドレンホースは、エアコンで発生する水滴の「最後の通り道」といっても過言ではありません。
ドレンホースが破損していたり、劣化していたりすれば、当然水漏れすることになるので、まずはドレンホース(またはドレンパン)の不具合を疑ってみてください。
ドレンホースは室外機の下から出ているなど、見えづらい位置にある可能性もあります。
中々見つからない場合は、室内機と室外機をつないでいる配管をたどると見つけられる場合が多いです。
それではドレンホースから上手く排水されず、水漏してしまう原因と対処法を具体的にみていきましょう。
注意したいのは、無理をしてまで自分で対処しないことです。
エアコンを適当にいじって自ら故障させるぐらいなら、最初から業者に依頼した方が費用はかさみません。
排水されない原因が明確で、かつ自分で修復できる見通しが持てる場合に限り、対処しましょう。
エアコンから水漏れするのは、ドレンホース内にゴミや埃が詰まり、本来は排出されるはずの水が逆流してしまうことが原因の場合が多いです。
ドレンホース内の詰まりを解消するには、主に「ペットボトルと掃除機を使う方法」「専用ポンプ」を使用する方法があります。
【ペットボトルと掃除機を使用する方法】
ドレンホースの詰まりは掃除機を使って取るのが一般的です。
ただし、掃除機の吸い込み口をドレンホースに直接つなげるのはおすすめしません。
吸い込んだゴミや埃と一緒に汚水まで掃除機に入り、故障する恐れがあるためです。
その点ペットボトルを使用すれば、掃除機に汚水が入るのを最大限防ぐことができ、ゴミと埃のみ回収できます。
感電や故障につながるため、事前にエアコンの電源は切るようにしてください。
【手順】
1. 大き目のペットボトルを2本用意して、それぞれの中央付近をハサミで切る
2. 注ぎ口が対になるように、2本のペットボトルをテープでつなげる
3. 掃除機の吸い込み口とドレンホースを、ペットボトルを仲介してつなげる
4. 掃除機の電源を入れ、ホース内のゴミを吸う
5. ペットボトルから掃除機の吸い込み口とドレンホースを外す
6. ゴミや埃を捨てる
*注意点
掃除機の吸引力で潰れる恐れがあるので、柔らかい素材のペットボトルは避ける
【ドレン用サクションポンプを使用】
サクションポンプとはホースやパイプの詰まりを解消するための道具です。
本体に付属しているハンドルを押し引きして使用し、商品によってはノズルの取り付けが必要な場合があります。
以下の点には注意して使用してください。
寒い時期に限って水漏れする場合は、ドレンホースが凍結している可能性があります。
例えばドレンホースの先端が地面に付いていたりすると、外気によって凍りやすくなり、排水できなくなる場合が多いです。
ドレンホースの凍結が水漏れの原因だと思ったら、先端に40℃ほどのお湯を少しずつかけてみてください。
ただし熱湯をいきなりかけると、ドレンホースが変形して使い物にならなくなる恐れがあるので注意しましょう。
詰まりや凍結が理由でなければ、以下の原因でドレンホースが排水不良を起こしている可能性があります。
原因 | 確認・対処法 |
ドレンホースの長さが不適切 | ドレンホース先端を地面から5〜10cm以上離す |
ドレンホース先端が地面に当たり曲がっている
(跳ね上がり・波打ち・上向きになっている状態) |
・排水できずに室内機に水が逆流する
・ドレンホースの先端を切って長さを調節 |
ドレンホース先端に何かしらの不具合が生じ、水が逆流している | ・ドレンホースの先端が潰れていないか
・曲がっていないか ・地面に埋まっていないか ・水溜りに入っていないか
|
ドレンホースの勾配が足りなくて、水が逆流している | ドレンホースの勾配が足りないと、排出口に向かって水が流れなくなる
|
すでに説明した通り、エアコンから出た結露水はドレンパン(受け皿)に溜まり、そこからドレンホースを伝って排出されます。
ドレンパンとドレンホースの接続部分が緩んでいたり、抜けていたりすると排水されず溜まった水があふれるのは当然です。
特に夏は冷房時と除湿時にエアコン内部が湿気でいっぱいになるため、水漏れが発生する可能性は高いでしょう。
自分で行える対処としては、フィルターを外した後、熱交換器の隙間あたりを確認してみることです。
かりに水が溜まっていたら、ドレンホースがしっかり接続されていないか、接続部分の近くがゴミや埃で詰まっている恐れがあります。
家電製品は使用方法や管理方法を少し誤っても、意図しない動作をする場合があります。
確かにドレンホースが水漏れの原因になるケースは多いのですが、その他の些細な原因でトラブルにつながる可能性があることも覚えておきましょう。
エアコンの基本的な仕組みを知っていれば、簡単に解決できる内容もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
設定温度を20度以上にして様子をみましょう。
水漏れの原因となる結露水は、室温とエアコンから排出される風の温度差で発生します。
夏に冷房を使用していて水漏れが頻繁に発生する場合、エアコンの設定温度が低すぎる可能性もあります。
フィルターに汚れや詰まりがあると、エアコンは正常に機能しなくなる可能性があります。
例えばフィルターの汚れが原因で夏に室内の温かい空気をスムーズに取り組めない場合、エアコンは部屋を冷やすために通常以上のエネルギーを発揮しようとします。
その結果、大量の水滴が発生し、水漏れにつながります。
フィルターの掃除の方法としては、歯ブラシなどを使用して埃をかき出した後、掃除をかける方法がおすすめです。
定期的にフィルターを掃除していれば、エアコンの運転効率が上がり、水漏れは少なくなります。
熱交換器に汚れがある場合も水漏れの原因になります。
ただし、熱交換器などエアコン内部の汚れは自分では落とせない箇所も多いです。
水漏れはあるけれどもエアコンはしっかり動いているなど、明らかな故障ではない場合、エアコンクリーニングを業者に依頼することをおすすめします。
目安として1~2年の内にエアコンクリーニングを実施していない場合は、エアコンの根本的なメンテナンスにつながる場合もあるので、ぜひ検討してみてください。
ドレンパンに汚れが蓄積すると、その分だけ水を溜められる容量が減ります。
またドレンパンからドレンホースに水がスムーズに流れづらくなり、水も溢れやすくなるでしょう。
ドレンパンは熱交換器と同様に自分で掃除するのが難しいので、業者に依頼するのが適切です。
ドレンパンのゴミや埃を掃除機などで吸うのは難しく、綺麗に洗浄するにはエアコンを分解しなくてはいけません。
ルーバーとはエアコンの風向きを変えるための羽根型の板です。
ルーバーを長時間下向きにしたまま運転すると、同じ箇所に風が当たるため結露が発生することがあります。
最終的に吹き出し口の部分に結露水がつき下に垂れ落ちたり、エアコンの風で飛び散ったりする形で水漏れを引き起こします。
ルーバーを上向きにするか、自動運転にしましょう。
冷たい空気は下に集まる性質があります。
ルーバーの向きが変わっても部屋の快適さは維持されるので、安心してください。
窓やドアが開いていると部屋が一向に設定した温度にならないので、エアコンは通常より高いエネルギーが必要になります。
例えばカーテンやタンスなどで死角になっているなど、確認できないどころで窓やドアが開いていないか確認してみてください。
外より室内の気圧が低くなっている
エアコンの水漏れは、外より室内の気圧が低くなっていることが原因で起こりやすくなります。
理由としては、空気は気圧が高い方から低い方に流れるためです。
つまり室内の気圧が低くなると、外の空気と一緒にドレンホース内の水が室内機に流れやすい状況になります。
窓を長時間閉め切ってエアコンを運転していたり、浴室やキッチンの換気扇をほぼ24時間稼働させていたりすると、水漏れが発生する状況になりやすいです。
エアコンから「ポコポコ」と異音が聞こえたら、外より室内の気圧が低い状態にあり、水漏れが発生しやすいサインといえます。
定期的に窓を開けて喚起しましょう。
ここではエアコンの水漏れを自分で解決するのではなく、修理を依頼した方が良い基準を紹介します。
かりに水漏れの箇所やトラブルの原因を特定できたとしても、エアコンを取り外しや分解が必要な場合は業者でないと対処できないことがほとんどです。
素人が無理に対処しようとすると、エアコンを落下させたり、部品の破損につながったりするリスクもあります。
自己責任の故障は保険が適用されないケースも多く、想定外の費用が発生する可能性が高いです。
トラブルが短期間で何度も発生しないようにするためにも、一度は業者に相談してみても良いでしょう。
エアコンの電源が入らないなど故障だとすぐに判別できるもの以外にも、故障しているとは気付きづらい不具合もあります。
エアコンに上記の症状がみられたら、たとえ時間が経過してエアコンが元に戻ってもすぐに使用を中止して業者に依頼してください。
ドレンホースが排水不良を起こしている原因を特定できない場合、自分の死角で何かしらの不具合が起こっている可能性が高いです。
例えばドレンホースが壁の中でたるんでいる、または破損しているケースが考えられます。
この場合、業者でないと対応が難しいので、すぐに連絡するようにしましょう。
自分でエアコン内部の不具合ついて対処するのは、あくまでもフィルターの掃除や本体の掃き掃除までにした方がよいでしょう。
専門スキルがない素人が自己判断でエアコンを分解すると元に戻せなくなりますし、故障につながる場合もあります。
エアコン内部の熱交換器や送風ファンなどは、1~2年に1回のペースで業者にクリーニングやメンテナンスを依頼するのが理想です。
ドレンパンも定期的に点検してもらいましょう。
エアコンが故障しているかを見極める注意点として、室外機からの水漏れがあります。
結論をいえば、エアコン運転時に室外機から水漏れしていても、問題がないことがほとんどです。
冷暖・除湿運転をすると、室外機の中や室外機と室内機をつなぐ配管の一部が冷房ガスで冷やされて水滴が発生することがよくあります。
ドレンホースからの正常な排水を、室外機からの水漏れと勘違いする場合もあるので、水が出ている場所をよく確認してみてください。
寒い時期に関しては、暖房する力を弱めないため、室外機の内部に付着した霜を取り除く「霜取り運転」が作動します。
この場合、溶けた霜が単に水漏れしているように見えるだけなので、エアコンが故障しているわけではありません。
霜が溶けて出た湯気を煙が出ていると勘違いする場合もありますが、普通に起こり得ることなので気にしないでください。
トラブル時の原因と対処方法を紹介していきました。
しかし一時的に直っても、すぐに同じ不具合が起こるようでは元も子もありません。
そこで、ここからはエアコンやクーラーから水漏れ自体を発生されづらくする根本的な対策を紹介していきます。
水漏れや詰まりを防ぐために、ドレンホースを正しく設置しましょう。
ゴミや虫が入るのを防ぐため、ドレンホースの先端は地面から5~10センチ以上離し、できるだけ真っすぐにしてください。
またイメージ図NG例のように、ホースの先端が上向きになっていたり、傾斜があったりすると上手く排水されないので注意しましょう。
知らない間にホースが何かの下敷きになる可能性も考えられるので、定期的に確認することもおすすめします。
エアコンのトラブルを未然に防ぐためにも、ドレンホースとフィルターの清掃を定期的に行いましょう。
フィルターは特に埃が溜まりやすい部分なので、2週間~1か月に1回のペースで掃除をするのが理想です。
前章で説明した、1~2年に1回のペースで行うのが推奨される熱交換器や送風ファンのクリーニング・メンテナンス、ドレンパンの清掃も忘れずに実施しましょう。
「エアコンが故障していることに気付いていない」「そもそもの設置方法が間違っている」など、根本的な問題で水漏れが起こっていると、いくら自分で対策しても一向に状況は改善しません。
業者に点検やメンテナンスを依頼すれば、もちろん水漏れは解消するでしょう。
さらに良心的な業者であれば、二度とトラブルが発生しないように、エアコン周りを簡単に工事するなど何かしらの予防策を施してくれる場合もあります。
少なくともエアコンの管理方法についてアドバイスをもらえるので、水漏れの根本解決につながる可能性は高いです。
口コミや料金、ファーストコンタクト時の印象を考慮して、最も誠実な対応をしてくれそうな業者に依頼してみてください。
家庭用エアコンの法定耐用年数は6年です。
ただし使い方や管理方法によっても寿命は左右されるので、1つの目安と捉えましょう。
エアコンは新型が出揃い始める10年を目安に買い替えるのがおすすめです。
理由は以下2つです。
まず10年以上使い続けているエアコンは、内部が埃や油で酷く汚れ、冷暖房の機能も相当下がります。
修理して以前と同じぐらいの機能を発揮させるには、エアコンを丸ごと分解しなければならないレベルでしょう。
メーカー側が補修部品を保有していない可能性も高く、取り寄せるにも費用がかかってしまいます。
機種によっても異なりますが、消費電力は旧型の方が高いです。
さらにエアコンは1年使用するごとに消費電力が5%上がるとされているため、10年も使用すれば電気代は相当かかってしまうでしょう。
1時間当たり数円の差かもしれませんが、長期的に見れば大きな差となります。
今回は、エアコンやクーラーの水漏れする原因や対策方法などを中心に解説していきました。
この他にもエアコンなどの家電製品にまつわるトラブルの知識は、まだまだ知っておきたいことがたくさんあります。
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